武漢理工大学自動車工程学院の羅馬吉教授が率いるチームが独自に開発した自動車排出ガス総合マネジメントシステムが24日、北京市で中国環境保護部科学技術発展センターによる技術評価に合格した。評価委員会は、同技術が自動車排出ガスによる汚染物質の排出を大幅に削減し、社会と環境への効果が顕著だと評価した。中国新聞社が伝えた。
羅教授は、「国内外では一般的に、貴金属触媒による排出ガス処理方法が採用されているが、これには不備がある。触媒は車の耐用期間内に頻繁に交換する必要があり、費用が高くつく。また廃棄された触媒に含まれる白金、ロジウム、パラジウムなどの貴金属は、土地と水資源に二次汚染をもたらす」と指摘した。
羅教授と雄創(上海)新能源科技有限公司は国外の先端技術を結びつけ、7年の月日をかけて排出ガス再循環技術を開発した。気筒内燃条件の改善によりエンジンルーム内浄化問題を解消し、排出ガス削減の目的を達成した。
羅教授は、「一部の排出ガスをエンジンに入れ、エンジンルーム内の温度を下げ、酸素濃度を下げることができる。こうすることで、窒素酸化物の生成条件を破壊する」と説明した。
羅教授は、「検証により、同製品が排出ガス内の一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物を平均75%以上削減できることが分かった」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年10月26日
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