北京市公安局は19日、市民のライフスタイルに対応するため、同日より、出入国関連業務の申請料について、微信(WeChat)を使って支払うことが可能となったことを明らかにした。また、セルフ式受取機にも、微信による支払い機能を追加した。また、テスト使用を行った結果、ネットワーク環境に問題がなければ、申請者はわずか10秒で、出入国証明書類の申請料を納められることが明らかになった。北京青年報が伝えた。
市公安局出入国管理局は、市民の出入国証明関連手続きをさらに利便化させるため、工商銀行北京支店との連携を強化、支払い方法の選択肢を増やすことを目指し、アップグレード版出入国証明申請・発行システムの開発を進め、全市公安機関の各出入国手続窓口における微信による料金サービスを打ち出した。
10月20日より、全市公安機関の各出入国手続窓口(市公安局出入国管理局大ホール、支局出入国手続センター16ヶ所、出入国証明受理サービスセンター62ヶ所の有人窓口)において大陸部住民が出入国関連手続きを行う際、証明書引換証にQRコードが印刷される。申請者はスマホで微信を開き、そのQRコードをスキャンすれば、支払い画面(支払先は北京公安出入国管理局)に入り、微信の支払システムに沿って支払いを完了することができる。
また、各出入国手続センターに設置されている、カード方式のセルフ式証明書受取機の支払い画面にも、微信による支払という選択肢が追加された。申請者が「微信による支払い」をクリックすると、セルフ式受取機の画面上に、今回の手続きの支払いのためのQRコードが表示される。申請者は、スマホの微信を起動してスキャンすると、「支払いが完了」の画面に移動する。
テスト使用を行った結果、ネットワーク環境に問題がなければ、申請者はわずか10秒で、出入国証明書類の申請料を納められることが明らかになった。領収書が必要な場合、申請者は微信による支払いを済ませた後に、担当者のいる窓口で領収書を受け取ることができる。
市公安局出入国管理局の担当者は、「これまで、微信による支払いが安全・確実であることを普及させるために、市出入国管理局は全市の手続センターで試行を繰り広げ、約1万5千人の申請者に微信による支払いによってもたらされる利便性を実感してもらい、初歩的な効果が得られた」と話している。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年10月20日
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