今年も「十一(国慶節、建国記念日)」の連休が近づき、グルメ好き、遊び好きの人々が「活動」する時期が訪れた。このほど、中国の各銀行は様々な種類のクレジットカードやQRコードを使ったキャンペーンを打ち出しており、国慶節連休の消費増加を狙っている。例年と異なり、各銀行は海外市場及びモバイル決済に関するサービスをメインにしており、食事や宿泊、交通などでサービスを受けることができる。北京晨報が伝えた。
海外旅行客の増加にともない、今年の国慶節連休中、多くの銀行のクレジットカードセンターが海外旅行向けのキャンペーンを打ち出している。取材した時点でも、中国工商銀行、中国建設銀行、中国農業銀行、上海浦東発展銀行、広発銀行、招商銀行、北京銀行などが、国慶節連休中に人気の海外旅行目的地を対象に、グルメ好きや買い物好きなどに向けたキャンペーンを打ち出している。
例えば、中国建設銀行は、海外での食事代200元(約3400円)で飲食店情報サイト「大衆点評」の10%offクーポンがもらえるキャンペーンを展開しており、指定された世界各国のレストラン600万店舗で同行の「ドラゴンカード・クレジットカード・マスターカード」を使用することでサービスを受けられる。米ラスベガスでは、北京銀行の銀聯クレジットカードを使い、指定されたレストランで300ドル(約3万4千円)消費すると、カード利用者には20ドル分(約2200円)のギフトカードが贈られ、バーなどの施設で2割引のサービスを受けることができる。
銀行による割引率が最大なのは、海外でのショッピングだ。現地の旅行客のほとんどがよく知る大型デパートやブランドショップで割引サービスが対応している。例えば、中国農業銀行のクレジットカードを使うと、タイ・バンコクのサイアムスクエアで最高30%offとなるサービスが受けられる。
中国工商銀行や北京銀行などでは、香港・澳門(マカオ)地区、ヨーロッパ、オーストラリアの各大型デパートと提携し、カード利用者により多くのサービスを打ち出している。例えば、中国工商銀行は日本の多くの地域の大型デパートで5%offキャンペーンを展開しており、北京銀行はフランス・パリのいくつかの大型デパートで最高1割引、12%分免税になるキャンペーンを展開している。
ある銀行業界の関係者は、「海外旅行に行く中国人旅行客が増えるにつれ、海外でも各銀行や決済機関による競争が広がっている」と語った。(編集YK)
「人民網日本語版」2017年9月28日
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