清華大学の学生23人が今月28日まで、日本のIT系専門学校「HAL」に短期留学した。彼らは、知識や技術を学んだだけではなく、日本の学生と深いレベルでの交流を行い、互いに対する理解を深めた。短期間ではあったが、学生たちは、とても大きな収穫が得られたと満足げに語った。人民網が伝えた。
わずか1週間の期間ではあったが、清華大学の学生たちはHALの三大専門分野である「ゲーム」、「CG」、「ミュージック」に大いに触れ、学んだ。今回の留学交流活動のために、HAL側はわざわざ、ゲームやアニメ・漫画界の著名人を招いて特別講座を開いた。また、今回の留学の成果を示すために、清華大学とHALの在校生は、学んだ内容をベースに作品を共同制作した。
28日、学生らの制作した作品が展示され、教員による評価が行われた。実際の制作期間はわずか3日間だけだったが、学生たちによるハイレベルな作品は、教員から高く評価され、HALは表彰式を行い、優秀な作品を表彰した。
劉子涵さん、青木哲也さん、馬■さん(■吉へんに吉)の清華大学の学生3人は、記者取材に対し、彼らは清華大学内の趣味サークル「未来のアニメ・漫画」のメンバーであり、アニメ・漫画とゲームについて学んでいると話した。オンラインでたまたまHALについて知り、大学の先生から、「HALはこれらの分野を専門とする学校で、学生の実践・操作能力や職業キャリア発展の面で高い専門性を備えている」と聞いたことがきっかけとなり、今回の交流活動に参加し、このチャンスを活かして是非HALで学んでみたいと思ったそうだ。
学生達は次の通り話した。
「今回の短期留学と交流を通じて、全員が非常に大きな収穫を得た。東京の学生の学習に対する姿勢には、学ぶべき点が多々ある。彼らは、寝食を忘れて作品を完成させようとするほどの大きな意気込みを抱いている。社会交流や専門技術においても、彼らは驚くべき実力を備えている。また、HALは産学連携を非常に重視しており、学校と企業が提携して教学を進めている。そのおかげで、私たちは、日本のアニメ企業の現有の制作プロセスや体制について知ることができた。たとえ基礎知識がゼロの学生であっても、短期間の学習を通じて、プログラミングやコーディングのプロセスを理解することができた」。
「今回の短期留学では、日本人学生と直接、共同制作をすることができた。作業効率は極めて高く、コンセプトも非常に明確で、今回HAL側は、同校で学ぶ中国人留学生を学習プロジェクトの一員として組み入れ、彼らの言葉の問題を解決し、コミュニケーション上での障壁を取り除いてくれた。このような特別な配慮により、全員が多大な利益を得ることができた」。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年7月31日
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