ドイツ出身のトーマスさん(29)は、10年前に交換留学生として上海にやって来た。その後、縁あって上海の女性と結婚し、中国で「外国人婿」となった。彼は、今では中国語を自由に操るうえ、上海語も流暢に話し、周りの人たちから「阿福」と呼ばれている。その「阿福」さんは、上海で6月22日、現金を一切持たずに生活・外出するというキャッシュレス生活を体験した。野菜市場で買い物をする、観光地を見物する、シェア自転車を借りるなどのことが、モバイル決済でスムーズに行うことができた。「私は上海が大好きだ。ここでは、スマホ1台持って外出すれば、何でもできる」と彼は話した。上海という常住人口2400万人の大都市は、モバイル決済によって秘かな変貌を遂げつつある。アリペイ(支付宝)の統計データによると、現時点で、上海における電気料金の支払いは、6割がオンライン決済で行われている。上海では、タクシーの98%がモバイル決済に対応している。さらに、アリペイによって交通ICカードのチャージ、街頭の小さな店、移動屋台などの多くで、アリペイが利用可能となっている。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年7月22日
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