習近平国家主席は7日、ドイツ・ハンブルクでBRICS非公式首脳会談の議長を務め、講演を行った。南アフリカのズマ大統領、ブラジルのテメル大統領、ロシアのプーチン大統領、インドのモディ首相が出席した。5カ国の首脳は、世界の政治経済の動向やG20の重要議題などをめぐって、意見を交換し、BRICSの団結、連携を強化し、開放型の世界経済を力を合わせて構築し、世界の経済ガバナンスを整備し、持続可能な発展を促進するという共通の認識に達した。人民日報が報じた。
習主席は講演の中で、「現在、世界経済には積極的な兆候が出始めている。BRICSには発展の明るい兆しがあり、奮起させられる。また、BRICSが注目を高め、適切に対応しなければならない課題もある。今回のG20サミットは、ちょうど世界の政治・経済が大きな調整を必要としている重要な時期に開催される。BRICSはG20の重要なメンバーで、ホスト国であるドイツがハンブルクサミットの開催を成功させることができるようサポートし、G20がパートナー関係を強化し、開放型の世界経済を構築し、安定した世界経済の発展を促進するようにという、積極的なシグナルを発っさなければならない」と呼びかけた。
そして、「2カ月後、中国の厦門(アモイ)でBRICS首脳会議が開催される。現在、開催に向けた準備が順調に進められている。その時、各国の首脳と『BRICSのパートナーシップを深化させ、一層明るい未来を切り開く』というテーマをめぐって、共に会議で成果を上げられるよう推進し、BRICSの連携を深化させるために新しい原動力を注入し、世界のガバナンスを整備するために新しいプランを提供し、世界経済の成長を促進するために新たな貢献をしなければならない」と強調した。
参加した各国の首脳は、「現在の状況下で、BRICSはチャンスと試練に直面している。BRICSは政治、経済、文化の面で、協力して共に前に進む良い関係を保ち、各分野の実務的協力の深化を推進し、BRICSの団結力と影響力を継続して高めなければならない。そして、G20が積極的な情報を出すよう導き、国際秩序が公正で合理的な方向に向かって発展するよう促進し、新興市場や発展途上国のために、安定し、開放的で、包容力あり、包括的な発展環境を造り出すよう努力しなければならない」と指摘した。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年7月8日
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