習近平国家主席は6日、シンガポールのリー・シェンロン首相とハンブルクで会談した。人民日報が伝えた。
習主席は「中国シンガポール双方は上の代の指導者が残した良き伝統を受け継ぎ、戦略的・長期的観点から両国関係発展の方向性をしっかりと把握し、互いの核心的利益と重大な懸念に関わる問題で引き続き理解し合い、支持し合う必要がある。協力構想を革新し、協力の潜在力を深く掘り起こし、『一帯一路』(the Belt and Road)建設共同推進覚書をしっかりと実行に移し、インフラ・コネクティビティ、経済・貿易・投資・金融協力を深める必要がある。政府間の重要協力事業をしっかりと行い、インターネット、情報通信技術など新興分野の協力を拡大する必要がある。青少年・大学生交流事業をしっかりと展開し、人的往来を拡大し、両国友好の民意の土台を固める必要がある。国連、APEC、G20など多国間枠組で調整と協調を強化し、グローバル・ガバナンスの整備に貢献する必要がある」と指摘。
「シンガポールは現在ASEANの対中関係調整国であり、来年は輪番議長国も引き継ぐ。中国側はシンガポールの取り組みを支持する。シンガポールがASEANをリードして中国側と共に、双方の実務協力の水準向上を推し進め、地域統合プロセスを先導し、より緊密な中国ASEAN運命共同体を構築することを信じる」と表明した。
リー首相は「シンガポール中国関係は過去1年間に新たな進展を得た。複雑で変化に富む現在の国際情勢の下、シンガポールと中国の交流・協力深化は大変重要だ。シンガポールは『一帯一路』建設を引き続き支持し、これに積極的に参加し、政府間大型事業をしっかりと実行し、金融、高速鉄道、自由貿易圏構築の分野で対中協力を拡大する。中国とASEANの協力関係を積極的に促進したい」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年7月7日
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