重慶市政府新聞弁公室は28日の記者会見で、国家古生物化石専門家委員会により重慶市雲陽県普安郷で見つかった恐竜化石群が世界クラスの恐竜化石群と鑑定されたことを発表した。新華社が伝えた。
2015年年初に普安郷の住民からの恐竜の化石らしきものを発見したとの報告を受け、国土部門は直ちに露出部分の調査及び一時的な保護作業を開始した。調査結果により、沙溪廟組岩層から上に約5キロの範囲内に、露出した恐竜の化石があることが分かった。その中心エリアの露出した部分の長さは550メートル。国土資源部(省)の批准を経て、2016年10月に普安郷古生物化石発掘作業が全面的に始まった。緊急発掘作業により、すでに長さ150メートル、厚さ2メートル、高さ8メートルの「恐竜化石壁」が形成されている。壁の面積は1155平方メートルで、17ヶ所の化石密集小エリアが含まれる。調査によると、壁の中にはまだ大量の恐竜の化石が残っており、少なくとも深さ20メートルに埋蔵しているとみられている。中心エリアから約1キロ離れたジュラ紀前期自流井組地層の中にも、密集した恐竜の化石が露出しており、今後さらなる発掘・研究作業が続けられる予定だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年6月29日
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