中国科学院が開発した「大連光源」が15日、世界で最も強い極紫外線自由電子レーザーパルスを放出した。1フェムト秒で140兆個の光子を生み、世界で最も明るく波長を完全に調整できる極紫外線自由電子レーザー光源となる。新華社が伝えた。
この極紫外線の照射により、エリア内のほぼすべての原子と分子が「隠れ場」を失う。そのため「大連光源」は燃焼、大気、クリーンエネルギーと関連する物理化学の観測に用いることができる。
中国科学院の王恩哥副院長は「これは中国科学院、ひいてはわが国の新たな、注目度が極めて高い重大科学技術成果だ。装置内の90%の計器・設備は中国が独自に開発したもので、中国が同分野で世界トップの地位になったことを象徴している。これは中国のエネルギー、光学、物理、生物、材料、大気汚染、フォトエッチングなどの重要分野の研究水準を大幅に高める」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年1月16日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn