外交部(外務省)の耿爽報道官は12日の定例記者会見で、トランプ米次期大統領の姿勢表明について、「中国側は米国の次期政権・指導者に対して、台湾問題の高度の敏感性を十分に認識し、台湾問題を慎重かつ適切に扱って、中米関係の大局が深刻な妨害や損害を受けないようにするよう促す」と表明した。
【記者】トランプ米次期大統領は11日のインタビューで、「1つの中国」政策を完全に理解するが、米中が貿易その他の議題で合意しない限り、なぜ米国が『1つの中国』政策に束縛されなければならないのか分からないとした。これについてコメントは。
【耿報道官】中国側は報道に留意しており、重大な懸念を表明する。台湾問題は中国の主権と領土の一体性に関わり、中国側の核心的利益に関わる。「1つの中国」の原則の堅持は中米関係発展の政治的基礎だ。もしこの基礎が妨害され、破壊されれば、中米関係の健全で安定した発展と重要な分野での両国の協力は話し合う前提を失う。
中国側は米国の次期政権・指導者に対して、台湾問題の高度の敏感性を十分に認識し、引き続き「1つの中国」政策及び中米間の3つの共同コミュニケの原則を堅持し、台湾関連の問題を慎重かつ適切に扱って、中米関係の大局が深刻な妨害や損害を受けないようにするよう促す。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年12月13日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn