一部の国際ブランドのダブルスタンダードは、中国の監督管理システムの不十分さが引き起こしたものだ。
世界最大の小売企業ウォルマートは、中国でたびたび安全性の問題を引き起こしてきた。偽物の「グリーンポーク」や販売期限を過ぎた食品、虚偽の宣伝などの行為が相次いで発覚している。ヴェルサーチ、ルイ・ヴィトン、アルマーニ、シャネル、バーバリー、ディオールといった国際大手ブランドは、いずれも中国での抜き取り品質検査で不合格になったことがある。海外ではルールをしっかり守る国際ブランドが、中国市場に来ると「不良」になるのは、主に違法行為のコストが安いからだ。
一連の海外ブランドからみれば、中国で品質の問題が発覚したとしても、しばらく逃げ回り、わずか数十万元の、時には数万元程度の罰金を支払いさえすれば、順調にやり過ごすことができ、根本的な「痛み」を感じることはない。ウォルマートのチェーンでニセの「グリーンポーク」が売られていた一件は、中国では巨額の罰金と騒がれたが、最終的な罰金額はわずか269万元だった。この程度の金額では、ウォルマートのような重量級多国籍企業に対する抑止効果はまったくないといえる。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年12月5日
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