中国とシエラレオネが包括的・戦略的パートナーシップを締結

会談前の歓迎式典。

習近平国家主席は1日、シエラレオネのコロマ大統領と人民大会堂で会談した。

両国首脳は中国とシエラレオネの関係を包括的・戦略的パートナーシップに格上げし、中国・アフリカ協力ヨハネスブルグサミットの成果の実行を契機に、各分野で両国の友好互恵協力を全面的に拡大、深化し、両国民に幸福をもたらすことを決定した。

習主席は「中国とシエラレオネは国交樹立以来45年、互いに尊重し、平等に信頼し合い、互恵・ウィンウィンで、互いの核心的利益や重大に懸念する問題で互いに理解し、支持し合ってきた。両国関係は時代と国際環境の激変の試練に耐え、時を経るにつれて堅固になってきた。双方は政治的相互信頼を強固にし、共通利益を守る必要がある。互恵協力を深化し、共同発展を促進する必要がある。人的・文化的交流を強化し、相互友情を強化する必要がある。国際的に協力を強化し、アフリカの団結を維持する必要がある」と指摘。

「中国側はアフリカの共同自己強化と統合のプロセスの急速な発展を喜んでいる。われわれはアフリカに対する正しく誠実な政策理念と義利観を堅持し、中国・アフリカ協力フォーラムヨハネスブルグサミットの成果を全面的に実行に移し、自らの発展とアフリカの自主的な持続的発展を緊密に結びつけ、協力・ウィンウィン、共同発展を実現する」と強調した。

コロマ大統領は「中国はシエラレオネにとって真の、信頼に値する友人だ。2014年にシエラレオネでエボラ出血熱が発生した際、中国は率先して応援に駆け付け、国際社会を先導して共に行動した。私は習主席、中国の政府と国民に改めて心から謝意を表する。シエラレオネ国民は中国国民の友情を深く感じている」と述べた。

会談後、両国首脳は外交、経済、インフラ整備、衛生分野の二国間協力文書の調印に立ち会った。編集NA）

「人民網日本語版」2016年12月2日