第8回BRICS首脳会議が16日にインド・ゴアで開催された。5カ国の首脳が「実効性ある、包摂的で、共通の解決策」をテーマに、BRICS協力及びその他関心を共有する国際・地域問題について意見交換し、広範な共通認識にいたった。人民日報が伝えた。
習主席は「決意を固め共に発展を図る」と題する重要談話を発表。BRICS協力10年間の発展の実り豊かな成果を積極的に評価し、世界の大きな環境がもたらす試練にあたってのBRICSの共同対処について提案を示し、各国と共に連携してBRICS諸国発展の新たなビジョンをつくり、BRICS協力が世界の平和、安定、繁栄を力強く促すことへの自信を強調した。
習主席は「現在、BRICS諸国の発展は複雑で厳しい外部環境に直面している。われわれは決意を固め、共同で試練に対処しなければならない。BRICS諸国の知恵と力を提供し、連携して対処する道を見出す必要がある。第1に、開かれた世界を共に建設する。われわれは構造改革を推進し、成長方式を革新し、開放型経済を構築し、様々な保護主義に反対し、経済・貿易大市場、金融大流通、人的・文化的大交流を切り口に、国際開放協力の最前線へと歩む必要がある。第2に、発展のビジョンを共に描く。われわれは発展の旗印を高く掲げ、持続可能な開発のための2030アジェンダ及びG20杭州サミットの成果の実行と結びつけ、南北対話と南南協力を強化し、世界経済の力強く、持続可能で、均衡ある、包摂的な成長の実現を推進する必要がある。第3に、世界的な試練に共同で対処する。われわれは重大な国際問題及び地域の紛争問題における調整と意思疎通を強化し、紛争問題の政治的解決を推進し、自然災害、気候変動、感染症、テロなどグローバルな問題に連携して対処し、国際社会の長期的な平和・安定実現に貢献する必要がある。第4に、公正と正義を共に維持する。われわれは引き続きグローバル・ガバナンス変革の参与者、推進者、先導者である必要があり、引き続き新興市場国と発展途上国の代表性と発言権を高め、協力・ウィンウィンの新型の国際関係の構築を推進する必要がある。第5に、パートナーシップを共に深化する。われわれは『BRICS諸国経済パートナー戦略』の実行を契機に、各分野の経済協力を深化・拡大し、人的・文化的交流を強化し、BRICS諸国の「コミュニティ」を引き続き拡大し、開放と包摂を保ち、共同発展を図る必要がある」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年10月17日
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