記者が初めて劉昌貴さんと会った時、彼は手に青い小さな袋を持ち、天台山に向かうところだった。天台山の何百畝(1畝は約6.67アール)もある土地に、彼は30年間、貴重な漢方薬材であるトチュウ(杜仲)の樹を植え続けてきた。天台山は四川省瀘州市にあり、麓から1千段近くもある石段を1段ずつ上がっていかなければならない。劉さんは、「いつも、数キロの重さの荷物を背負って山を上り下りしており、それを数十年間続けてきた。66歳になったが、この健脚で飛ぶようにスイスイ歩ける。私について来れる人は、若者でもほとんどいない」と話した。彼の最大の自慢の種は、30年前は一面荒れた山だった山頂に、今ではトチュウの樹が生い茂っていることだ。華西都市報が伝えた。
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