家電業界には「金の9月、銀の10月」という言葉がある。9月と10月は中秋節や国慶節(建国記念日)といった連休があり、各社が争奪戦を繰り広げることになる。近年のネット通販市場の急成長により、家電の消費はオンラインに移行しつつある。パソコンや携帯電話で商品を購入する消費者が増えており、便利な物流サービスもオンライン消費を「スピード」で力強く支えている。新華網が伝えた。
中国家電網がこのほど発表した報告書によると、まもなくやってくる国慶節の連休にネット通販で家電を購入したいとした人が2014年の35.33%の2倍を超え、77.3%に達した。ネット通販はわずか2年間で、国慶節連休中の家電購入の最大のルートになった。
調査によると、回答者の85.6%は国慶節連休中の家電セールに注目するとした。家電購入時に最も優先的に検討するのは、製品の価格、買い物の利便性、アフターサービスだ。製品価格の透明性が最も重視されるショッピング体験という結果になっている。
現在、モバイルネットワーク技術の発展と大手通販サイトの展開を受け、携帯アプリでの買い物が便利になっている。80年代・90年代生まれの若い世代が消費の主力になっているが、彼らは連休中に旅行でリラックスすると同時に、各モバイル端末により買い物をしようとしている。
さらに大手通販サイトは、連休中に消費意欲が高まるという傾向に目をつけ、事前にさまざまなセールを企画・実施している。ネット通販企業の研究開発の強化に伴い、消費者に対する十人十色の正確なマーケティング技術が普及しているが、これもネット通販利用者の消費を刺激しているようだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年9月22日
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