外交部、欧州議会指導者のダライとの会談は中国側の核心的利益を損なった

外交部（外務省）の陸慷報道官は19日の定例記者会見で「欧州議会指導者のダライ（ダライ・ラマ14世）との会談は中国側の核心的利益を損ない、双方の議会交流の政治的な基礎も深刻に損なった」と述べた。

【記者】欧州議会上層部のダライとの会談後、議会訪中団複数が中国側に中止を命じられたとの報道について確認をいただきたい。これについてコメントは。

【陸報道官】9月15日に欧州議会のシュルツ議長とブロック外交委員長は中国側の強い反対を顧みず、欧州議会をこそこそ訪問したダライ・ラマ14世と頑なに会談し、チベット問題におけるEUの立場と中国側に対する約束に背いた。中国側は欧州議会側のこの誤った行いに断固として反対する。また、これに対して無関心であることはあり得ない。

現在、中国・欧州関係は急速な発展の新たな段階に入っており、双方の議会は本来良好な交流の勢いにもあった。だが欧州議会指導者は独断専行し、誤った立場を堅持し、中国側の核心的利益を損なうとともに、双方の議会交流の政治的な基礎も深刻に損なった。欧州側及び関係者が根本的に改め、効果的な措置を的確に講じて悪影響を取り除くことを希望する。（編集NA）

「人民網日本語版」2016年9月20日