デービット・キャメロン氏
英国のEU離脱を支持する人々は、離脱後、英国と中国との貿易がより好ましい方向に進んでいくと考えている。だが、その一方で、彼らは英国における中国語教育の悲惨な現実について決して真剣に考えたことはない。数年前、当時のデービット・キャメロン首相が、「小学生はフランス語に代わって中国語の標準語(普通話)を学ぶべき」と呼びかけたことがあるが、前首相の訴えに真剣に耳を傾ける人は皆無だった。昨年、英国で普通話の試験を受けた学生はわずか3100人だったが、フランス語試験の受験者は15万人に上った。参考消息が英メディア報道を引用して伝えた。
英週刊誌「エコノミスト」(電子版)の9月10日付の報道によると、バイリンガル教育市場が拡大の一途を辿っていることに一部の学校が注目しているという。ロンドンの高級住宅街に来年開校予定の私立学校ケンジントン・ウェイド校は、3歳から13歳の学生を受け入れるとしている。同校の授業は全て中英バイリンガルで行われ、中国と西洋の教学メソッドを融合させた教育方法を採用しており、学費は年間約1万5千英ポンド(1英ポンドは約133円)。保護者の中には、子供の中国語教育をより早くスタートさせる人もいる。ロンドン・バービカンにある中国語幼稚園「望子成龍(子供の立身出世を望むという意味)」の創立者である庄可為(Cenn John)氏は、「本校の目的は、よちよち歩きの赤ん坊に『グローバル意識とグローバル能力』を備えた市民になってもらうことだ」と述べた。
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