中国嫦娥プロジェクト総監督・チーフデザイナーの葉培建院士は6日、国務院発展研究センター国際技術経済所の「院士大講堂」で講演した際に、中国と海外の宇宙技術協力は具体的に、4つの面で展開できるとその見方を示した。科技日報が伝えた。
葉氏は、宇宙技術の進展と新たな成果により、中国と海外の宇宙技術協力は次の4つの面で展開できるようになったと明らかにした。まずは任務の協力だ。例えば海外が月の裏を探査したければ、中国の中継衛星は技術サービスを提供できる。次に、海外の科学装置の搭載だ。例えば月探査機「嫦娥4号」はオランダの「低周波電波分光器」を搭載する予定で、月の裏での着陸が成功する場合、データを両国で共有できる。それから、地上サポートの協力だ。中国は月探査衛星「嫦娥1号」をめぐり、欧州宇宙機関の関連部門と協力し、海外のコントロールセンターを使い衛星の制御を行った。最後に、宇宙基礎研究だ。例えば衛星測位の協力で、月の物体の測位といった科学研究問題の共同研究を検討できるとした。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年9月7日
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