商務部(商務省)は8月31日、第13次五カ年計画の要求を全面的、徹底的に実現し、国の対外開放の総合的な戦略的配置と「一帯一路」(the belt and road)建設の推進の必要性に合わせ、中国共産党中央委員会と国務院はこのほど、新たに7つの自由貿易試験区を設立することを決定した。新華社が伝えた。
同部の高虎城部長は、「上海市、広東省、天津市、福建省における自由貿易試験区の建設で勝ち取った成果は、自由貿易試験区の実験田としての役割を明らかにした。党中央と国務院はこのほど、遼寧省、浙江省、河南省、湖北省、重慶市、四川省、陝西省に新たに7つの自由貿易試験区を設立すると決定した。これは自由貿易試験区の建設が試験的模索という新たな航程に進んだことを示す」と述べた。
新7試験区は、これまでより広い分野・範囲でそれぞれの特色と重点を備えた試験的役割を担うことになる。
遼寧省に設立される試験区では、市場の方向性をめぐる体制・メカニズムの改革加速や構造調整の推進に関する中央政府の要求を実現すること、東北の古い工業基地が発展に向けて総合的競争力と対外開放レベルを向上させるために新たなエンジンを確立することが主な任務となる。
浙江省の試験区は、中央政府の「舟山自由貿易港区の検討・建設」に関する要求を実現すること、大口商品貿易の自由化を推進し、大口商品のグローバル配置能力を高めるための検討を進めることが主要任務だ。
四川省の試験区の主要任務は、西部地域の拠点都市の開放レベル引き上げと内陸地域の開放戦略支援ベルト建設についての中央政府の要求を実現し、内陸に開放型の経済先進地帯を構築し、内陸と沿海地域、国境地帯、長江沿線との共同開放を達成することにある。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年9月1日
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