(写真は「ポケモンGO」のホームページより)
任天堂などが開発したスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」の配信が22日午前、日本で始まった。「ポケモンGO」は、世界各地で爆発的な人気を集めている一方、予期せぬ、さまざまなトラブルも後を絶たない。
ポケモンGOとは何か?
「ポケモンGO」は、米国ナイアンティックのゲーム「イングレス」を基に開発された、拡張現実を用いた位置情報ゲームのひとつである。プラットフォームはiOSとAndroidに対応する。
「ポケモン」のピカチュウ 日本人を魅了し続け20年
日本の大手ゲームメーカー任天堂はこのほどスマホゲーム「ポケモンGo」をリリースし、世界中のゲーマーたちを魅了している。日本で最も知名度が高く、最も愛されているアニメキャラの一つである「ポケモン」のピカチュウは20年前に誕生してから現在まで数々の「ピカチュウ神話」を生み出し、その人気は今なお衰えていない。そして世界的にも日本のイメージキャラクターの一つとみられている。>>詳細へ
世界各地で中毒者が増殖中!
中国
★人気爆発「ポケモンGO」!懐かしさや子供時代の夢がいっぱい
山東省済南市のテクノロジー関連の会社で働く蒋さんという女性は「私は別にゲーマーというほどではないが、『ポケモンGO』というゲームはプレイヤーがアニメの主人公と同じように遊んだり、現実世界の中で自分のお気に入りのモンスターを捕まえたりできるそうで、思わず遊び始めた」と話す。
またメディアで働く汪さんという女性は「このゲームは中国ではまだ正式にリリースされていないので、淘宝(タオパオ)で20元以上(約300円)を払ってアカウントを購入し、やっとゲームすることができた。最初は一人で遊んでいたが、ほんの数日でみんなに影響し、周りの大勢の友達たちや同僚たちも携帯を手にあちこちでモンスターを捕まえ、ポケモントレーナーになっている」と話す。>>詳細へ
米国
★米国の華人、スマホゲーム「ポケモンGO」に夢中
「モンスター」を捕まえようと多くの人が集まるNYチャイナタウン内の公園。(米華字紙「世界日報」が提供)
株式会社ポケモン、任天堂、Nianticが共同開発したスマホゲーム「ポケモンGO」がこのほど米国でリリースされると、瞬時にして全国を席巻し、国民あげてのモンスター狩り旋風が起きている。NYマンハッタンのチャイナタウンなど、中国系住民が集まるエリアは特に「被害が深刻」で、モンスターを捕まえようとする中国系住民が公園や広場に集まっている。中国新聞網が伝えた。
ポケモンファンである洪可さんは「このゲームは1996年にも任天堂が同アニメのゲームを発売しており、私のような80年代、90年代生まれの人にとっては懐かしく、子供の頃の記憶が呼び覚まされる。リリース後、すぐにダウンロードした」と話す。>>詳細へ
「ポケモンGO」 想定外のトラブル
★ポケモンGOが原因で事故に遭う人が続出
ユーザーが増えれば、それと関連した奇妙な事件も増えてくる。米国ミズーリ州の警察当局はこのほど、同ゲームをプレイ中のユーザーをターゲットに強盗を行うという事件が発生し、すでに11人が被害に遭っていることを発表し、ソーシャルメディアを通じて注意を促している。また歩きながらプレイしていて、電信柱にぶつかってしまったというユーザーもいるということだ。>>詳細へ
★ピカチュウが軍事機密を漏えい?画像アップで漏洩の可能性
AR(拡張現実)を採用したスマートフォンアプリゲーム「ポケモンGO」が現在、世界中で爆発的人気となっており、中国の多くのゲーマーも中国版の登場を首を長くして待っている。しかし、ある海外メディアによると、同ゲームの利用がきっかけで、「軍事基地の位置が分かってしまう」ことを、中国は懸念しているという。>>詳細へ
▶▶中国はピカチュウによる秘密漏洩を懸念?
中国電子科学研究院で仮想現実を研究する楊陽朝博士は18日、「今のところ、バックグラウンドでどのようにキャラクターの座標を確定するのかを確認するのは難しい。開発者は、プレーヤーが撮影したものを、野原や道路、商店などのようにジャンル分けした後、キャラクターを対応する場所に配置するのかもしれないし、プレーヤーのいる場所に基づいてキャラクターのタイプや位置を確認するのかもしれない。プレーヤーが示す気候や地形と関係がある可能性もある」との見方を示した。>>詳細へ
▶▶中米共に情報漏洩を懸念
「Ubergizmo」の記事は、中国人があれこれと無用な心配をし、疑い深いかのように描写しているが、実際には、同ゲームがもたらす現実の世界とインターネットの世界のセキュリティリスクに既に注目が集まっている。>>詳細へ
任天堂、「ポケモンGO」で大逆転勝利!
「ポケモンGO」が、瞬く間に人気を博し、社会現象を引き起こすゲーム大作となっている。任天堂の株価が急騰しただけでなく、AR(拡張現実)技術応用の今後に対する信頼感が大いに高まった。
市場の熱狂を受けて、任天堂の株価が急騰している。12日の東京証券取引所では、株価が25%も値上がりし、1983年以降で最大の単日の上昇幅となった。先週の上昇幅を合わせると、わずか数日で任天堂の時価総額は90億ドル(約9422億円)増加した。>>詳細へ
日本のゲーム・マンガ、世界市場を席巻した理由とは?
「ポケモンGO」が世界的な大ヒットとなっている。50億部の販売部数を誇るマンガは、日本の出版業の支柱になっており、全世界のテレビ・映画・ゲーム・玩具業界を支配した。日本のマンガはいかにして、ニッチ製品から世界のメディアを跨ぐベストセラー商品になったのだろうか?
日本のマンガやアニメのビジネスを手がけるVIZ Mediaヨーロッパの成田兵衛社長は、日本のマンガの成功は、メディアを跨ぐビジネスモデルにあると指摘した。成田社長は第3回中国(北京)国際サービス貿易交易会で、ポケットモンスターを例とし、「ポケモンはもともとゲームのキャラクターだったが、企業はカードゲーム、アニメ、マンガ、関連商品を利用しPRした」と説明した。>>詳細へ
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「人民網日本語版」2016年7月22日
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