ここ2日、邱民さんはずっと願書を書く事で胸を痛めていた。「受験ガイド」はもう何度ページをめくったかわからないほどだが、自分に合った専攻を見つけることは困難だった。
以前、彼は医者になりたいと思ったことがある。自分の身体に起こった悲劇を他の人に味わわせたくなかったが、それはさすがにただの夢でしかなかった。邱民さんは、「私の身体条件が許さないので、選択の余地は少なかった。現在、すでに省内の学校を候補に挙げている。家から近くて、会計、コンピュータや電子情報工学などを専攻するつもりだ。身体への負担も少ないに違いない」と話す。
生活面の世話を自分でできない息子が間もなく大学生活を迎えるにあたり、彼の母親の趙桂蘭さんが息子と一緒に大学に通い続けることにしている。「これは夫が見たいと思っていたことだ」と母親の趙さんは言う。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年6月29日
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