チベット式結婚式「新婦」が馬に乗って嫁入り。嫁入りを出迎える人々は「攔路歌(行く手を阻む歌)」を歌い、わざと嫁入り行列の行く手を阻む。新婦を送り届ける人々はジョークやユーモアを交えた言葉でやり取りを行「入門酒(家に入るために飲むお酒)」を飲む友人ら。新郎新婦にハダ(チベット族が祝賀や敬意のしるしとしている帯状の布)を渡す友人ら。婚礼の楽しい雰囲気に包まれ、朗らかな笑顔を浮かべる結婚式に参加した友人ら。結婚式の会場ではチベットの伝統的な踊りが披露された。
雲南省迪慶州徳欽県瑞瓦村でこのほど、天津からやってきた夫婦の張虹さんと田秀華さんのために、村を挙げた伝統的なチベット式結婚式が執り行われ、彼らの結婚30周年の「真珠婚式」をお祝いした。中国新聞網が伝えた。
「新郎」の張虹さんが、天津から遠く離れた徳欽県までやって来てチベット式の結婚式を挙げることにしたのには理由があった。彼は1986年に妻と入籍したが、その時に結婚式を挙げなかったそうだ。しかし都市で行う結婚式は型通りでなんの特色も無い。そこで真珠婚の記念日を祝うのにこの伝統的なチベット式の結婚式を挙げることを思いついたという。張さんは「妻はチベット文化をこよなく愛しているので、最高のプレゼントになると思った」と語った。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年6月28日
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