青蔵鉄道西格段沿線の青海湖、烏島、チャカ塩湖など多くの観光景勝地をPRし、日々上昇し続ける青海への観光ニーズを満たすため、6月10日午前、西寧-チャカ間の観光列車が正式運行を開始した。
「以前は自動車でチャカを訪れていたのに比べ、今回は楽なだけでなく、青海湖の渋滞を心配をしなくてすむ。列車の運行時間も合理的で、午前中に来て午後に帰ることができて非常に便利だ」と話すのは西寧から来た観光客の孫さんだ。
チャカ塩湖は青海省海西蒙古(モンゴル)族自治州の烏蘭県チャカ鎮にあり、国道109号線と315号線が交差する場所にあたる。シルクロードの重要拠点であり、歴史的に商人や観光客が西蔵(チベット)に入る時に必ず通る場所だ。チャカ塩湖はツァイダム盆地で有名な天然結晶の塩湖で、その大きく純粋な塩の結晶とまろやかな味は理想的な食用塩でもある。塩の結晶に含まれるミネラルで青黒く見えるところから「青塩」と呼ばれている。大まかに予測されている埋蔵量だけでも4億4千トン以上になると言われている。
「チャカ」は塩の池という意味のチベット語で青塩の海を指す。この地の空はまるで湖の一部のようで、湖も空と一体化したように見えてしまう。
チャカ塩湖は塩の生産と観光の両方で国内外の旅行業界や青蔵高原の観光ツアーの中でも比較的有名で、クンブム・チャムパーリン寺、青海湖、孟達天池と共に「青海4大風景」と称されている。また国家観光地理雑誌では「一生にうちで必ず行くべき55ヶ所」の1つに選ばれている。
また観光列車は全て25G型の貯留式汚物処理装置付きのエアコン車を採用、列車で生じた汚水や汚物、ゴミは集中処理することで、青蔵鉄道沿線の生態環境を保っている。観光列車には食堂車も設けられており、食事しながら沿線の風景を楽しむことができる。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年6月14日