安徽省六安市毛坦廠鎮の毛坦廠中学と金安中学 (いずれも中高一貫校)では、合わせて3万人近い学生が学んでいる。大学受験で有名なこの街には3万人の学生の他に2万人近い付添い人が暮らしており、そのほとんどが学生たちの母親だ。新華網が伝えた。
日中、付添いをする母親たちは食材を買って、料理をし、子供に食事を届け、一部の母親はこの町でアルバイトをして家計の足しにしている。夜になると母親たちは広場ダンスをしたり、街にある商店をぶらついたりしてしばしの息抜き。そして深夜になると彼女たちは今度は夜なべして勉強する子供のために夜食を作るのだ。こうしたつらいが平凡な生活を短くて1年、長いと6~7年続けることになる(農村では子供が二人という家庭が多く、そうなると付添い期間も長くなるため)。
ある付添いをする母親は取材に対し、「毎日の暮らしは単調でまるで自分が機械になってしまったみたい。でも子供が大学に合格するためなら、苦にはならない」と語った。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年6月7日