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日本帰りのパンダ・梅浜が赤ちゃんを出産

人民網日本語版 2016年06月01日13:53

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日本帰りのパンダの梅浜(メイヒン)が29日の朝6時に体重135グラムのメスの赤ちゃんを出産した。現在、母子ともに健康だ。ただ初めてママとなった梅浜は自覚がなかったのか、最初は他のママのように赤ちゃんを胸に抱き寄せることなく、地面で鳴き声を上げる赤ちゃんパンダに全くお構いなしの様子だった。四川新聞網が伝えた。

飼育員によると、20日以上の減食期間を経た5月28日、梅浜はパンダ舎で歩かなくなり、イライラした様子で出産の兆しを見せていた。午後10時53分に破水し、翌29日午前6時に無事出産した。しかし初めてママとなった梅浜は赤ちゃんを出産しても事情を飲み込めていなかったようだ。地面で鳴き声を上げる赤ちゃんを見に行くわけでもなく、他のママのように赤ちゃんを口にくわえて胸に抱き寄せることもしなかった。その場にいたスタッフは再三チャンスを与えたものの、梅浜は切れたへその緒をひたすらなめ続けるだけだった。時間が刻一刻と過ぎ、地面の赤ちゃんの体温は次第に下がり始めた。もしこのままにしておけば命に危険が生じてしまう。

そこでやむを得ず、スタッフは赤ちゃんを地面からすぐに保育器に移した。このときの赤ちゃんの体温はたった33.2度しかなかった。スタッフはすぐに保育器の温度を上げ、手のひらで赤ちゃんを包んで温めながら、1時間ほど経過してようやく赤ちゃんの体温が徐々に正常なレベルまで回復した。スタッフは赤ちゃんのへその緒を切り、母乳を与えた後、今度こそ赤ちゃんの世話をしてほしいという思いを込めて、梅浜の元へ返すことを決めた。スタッフが再び赤ちゃんを梅浜の目の前に置くと、寝ていた彼女は最初何の反応も見せなかったが、ママを呼び続ける泣き声で彼女の母性本能が刺激されたか、彼女はようやく身を起こし、何度か試した後、赤ちゃんを口にくわえて胸に抱き寄せ、そしてなめ始めた。

パンダの梅浜は日本の和歌山県生まれ、同時に誕生したオスパンダの永浜(エイヒン)とともに、13年2月26日に中国四川省成都市に戻った。「浜一族」は現在パンダの海外一族の中でも最大規模を誇る。梅浜が出産した赤ちゃんはこの一族をさらに大きくしたばかりでなく、「浜一族」における孫世帯の一番上のお姉さんとなった。(編集YX)

「人民網日本語版」2016年6月1日

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