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北京国際映画祭「日本映画週間」開幕 滝田監督や斎藤工が歓迎パーティに出席

人民網日本語版 2016年04月18日15:37

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17日午後、北京国際映画祭の「日本映画週間」のオープニングセレモニーが万達国際映画館で開催。在中国日本大使館も歓迎パーティを行い、木寺昌人・駐中国大使や中国国家新聞出版ラジオ映画テレビ総局の栾国志・ドラマ副局長、映画「乱」のプロデューサー熊田雅彦、人気女優・原田美枝子、映画「虎影」の西村喜廣監督、主演の俳優・斎藤工など、中日の要人、映画監督、役者などが参加した。第81回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した「おくりびと」のメガホンを握った滝田洋二郎監督も特別ゲストとして出席した。人民網が報じた。

木寺大使は挨拶の中で、「今日、これほど多くの日中の映画人が集まったのを見て、とてもうれしく感じる。各出席者の第一線での努力は、今の日中関係において大きな役割を果たしている」とし、日中交流の歴史において映画が果たしてきた役割について、「1978年10月、日中友好条約が締結したのを機に、中国の主要な7都市で日本映画週間が開催され、『君よ噴怒の河を渉れ』など3作品が上映。日中の多くの国民が感動した。その後、両国の映画交流は、さまざまな機会に展開されてきた。近年、日中の映画交流は過去ほどの勢いはないものの、昨年、中国で俳優・高倉健を追悼して『君よ、噴怒の河を渉れ』などの作品が上映され、当時の感動が多くの人の心によみがえった」と指摘。今回も「日本映画週間」が盛大に開催されるため、「日中の映画交流は再び活発になっていると確信している」と述べた。

栾副局長は、「今回の日本映画週間は11回目。11年間成功裏に開催され、両国の映画人の交流や両国の国民の相互理解、友情を促進する点で、大きな役割を果たしてきた。今年10月に東京で開催される第11回中国映画週間が成功することを祈っている」と語った。

北京映画祭で審査委員を務める滝田監督もパーティに参加し、祝杯の言葉を述べた。第81回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した「おくりびと」のメガホンを握った滝田監督は、「私自身、張芸謀(チャン・イーモウ)監督を代表とする中国の第五世代映画監督の影響を大きく受けた。彼らの作品の力ある表現力や映画に盛り込まれている普遍的価値観に感銘を受けた。そのような中国の人と共に映画を製作したい」と語った。

今回の日本映画週間では、亡き黒澤明監督の名作「乱」が中国で初めて上映される。主演の原田美枝子は、「初めて北京を訪問した。今後、中国を訪問する機会が増え、中国の映画人と仕事ができることを願っている」と語った。日本映画週間で上映される「虎影」で主演を務めている斎藤工は、「中国映画は日本で非常に注目されている。自分の周りの友人の多くも中国映画をたくさん見たいと感じている。同様に、中国の映画館で日本の映画を楽しめる機会も多いとは言えない。中日両国において、映画がさまざまな溝を乗り越え、新たな架け橋となることを願っている」と語った。「虎影」の西村監督は、「映画に国境はない。多くの中国の方に映画館で『虎影』を見て、そのおもしろさを感じてもらいたい」と語った。

今回の北京国際映画祭の日本映画週間では、日本映画8作品が上映され、心温まる「北京の春」を迎える。(編集KN)

「人民網日本語版」2016年4月18日

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