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環境にやさしい「オンライン墓参り」 瀋陽

人民網日本語版 2016年03月31日15:15

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「皆さん起立して、大画面に向かい、先祖を追想しましょう…」。これは、先祖を祭る中国の伝統的な祭日「清明節」(今年は4月4日)に合わせて今月30日に遼寧省瀋陽市瀋河区大西街道杏林コミュニティで行われた先祖を祭る活動の一幕だ。新華網が報じた。

同地は30日午後、「環境にやさしくマナーのある清明節」と題するオンライン墓参りのイベントを開催した。清明節は、中国人にとって、先祖を追想し、悲しみを寄せる伝統的な祭日であるものの、先祖を祭るために黄色い紙を燃やしたり爆竹を鳴らしたりする習慣は少しずつ改めなければならない。同コミュニティの幸福会の劉軍会長は、「今回、当会はマナーのある墓参りを『まず自分から始めよう』とオンライン墓参りのイベントを企画した。先祖を祭ると同時に、紙を燃やしたり爆竹を鳴らしたりするのはやめ、環境にやさしく、マナーのある方法で先祖を祭る清明節の新しいスタイルを確立したい」と説明する。

張茹さん(70)は、「このような方法には大賛成。いつもなら、紙を燃やし、線香をあげるが、環境に悪いだけでなく、火事の危険もある。現在、人々の意識も向上した。オンライン墓参りなら、お金も体力も節約できて手軽。それに、悲しみを寄せることができて、たくさんのメリットがある」と語った。

瀋河区文明弁公室の関係責任者は、「マナーのある先祖の祭り方は、都市文明、市民のマナーを効果的に向上させる。市民たちが、環境にやさしい方法で先祖を祭り、生態環境を保護し、美しい街にしてほしい」と語る。

同市皇姑区に住む姜さん(男性)は取材に対して、 「オンライン墓参りはとてもいい。今後、さらに多くの人にも受け入れられるようになるだろう。私も親戚や友人にこの方法をすすめる」と語った。(編集KN)

「人民網日本語版」2016年3月31日

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