習近平国家主席は27日、ケリー米国務長官と人民大会堂で会談した。人民日報が伝えた。
習主席は「過去1年間、双方の共同努力の下、中米関係は重要な進展を遂げた。両国関係の健全で安定した発展は中米双方の利益に合致し、国際社会が一致して期待していることでもあり、双方は共に維持するべきだ。私は引き続きオバマ大統領と共通関心事について緊密な意思疎通を保ちたい。双方は共に努力して、すでに合意した協力事項を引き続き推進し、国際・地域・世界的な問題について意思疎通と調整を保ち、さらに多くの問題の適切な処理を推し進める必要がある」と表明。
「私が繰り返し述べたように、中米が協力を強化することは、世界の重大な出来事にとってプラスとなる。双方は両国首脳の合意をしっかりと実行に移し、非衝突・非対立、相互尊重、協力・ウィンウィンの原則を堅持し、二国間、地域、世界レベルの各分野の協力を開拓し、中米関係の新たな一層の発展を後押しするべきだ」と指摘した。
ケリー長官は「米中関係は非常に重要だ。双方は効果的な意思疎通と調整を行い、COP21の推進やイラン核問題の最終合意などで重要な役割を発揮した。オバマ大統領は習主席と緊密な連絡を保ち、米中関係を一層推進し、国際問題での協力の強化に尽力することを期待している」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年1月28日