日本の対中友好団体「日中友好協会」は20日、東京で「2016年中日友好新年会」を開催。中国の程永華駐日大使、日本の木原誠二外務副大臣、日本公明党の山口那津男代表、日中友好協会の丹羽宇一郎会長、日本民主党の江田五月最高顧問など中日両国各界の約200人が出席した。人民網が報じた。
中日両国の友好交流促進を目指す同イベントを、日中友好協会は毎年、両国の各界の代表などを招いて行っている。同協会は昨年10月に創立65周年を迎えた。同協会は、前駐中国大使の丹羽氏が新会長になったのを機に、今年はさらに中日両国の交流において貢献したいと考えている。
丹羽会長は歓迎のあいさつで、「中国はすでに、大きな発展を遂げ、今ではさまざまな国際問題においては中国の参加なしには行えない。このような変化は、日中関係にも大きな影響を与え、その関係は一層重要になっている。日中関係から見ても、国際情勢を見ても、経済の動向を見ても、日中両国は今年、多くの課題に直面している。両国が平和な環境を作り、両国の国民の福祉に貢献するというのを出発点にし、日中関係をさらに安定させ、相互理解を深め、両国が共に発展していくことを望んでいる」と述べた。
程駐日大使はあいさつの中で、「14年11月、中日両政府が関係改善に向けた4 項目の合意文書を発表して以来、中日関係は改善の兆しを見せ、政府や民間の各レベルの話し合いや交流も再開した。その影響を受け、両国の国民間の感情も改善し、観光などにおける交流も顕著に増加した。日中友好協会と日本各界が両国の交流の面で行っている貢献に感謝する。両国が今後、政治的合意などを基礎に、各分野が交流を展開し、共に両国の関係のさらなる改善のために努力することを望んでいる」と語った。
木原外務副大臣はあいさつの中で、「日中関係は、日本にとっては最重要の二国間関係の一つ。中国は、日本にとって最も重要な隣国で、日本は中国との関係の発展を重視している。14年、北京でAPEC首脳会議が開催されて以来、中日両国の首脳が三度会談した。そして、日中関係も改善し、両国は政治や青少年交流の面で各種活動を展開している。日中関係は、アジアの平和だけでなく、世界の平和と安定にも寄与する。今年、日中が各分野の交流を一層深めることを望んでいる」と語った。
山口代表はあいさつの中で、「日中関係はすでに改善に向かっている。今年、さらに改善することを願っている。昨年、日中韓が韓国で首脳会議を開催し、今年は日本でそれが開催される。それを機に、日中関係はさらに発展するだろう」と述べた。
新年会では、在日華人団体「東京北京国際文化交流協会」がダンスや楽器の演奏などのパフォーマンスを披露した。
「人民網日本語版」2016年1月22日