習近平中共中央総書記(国家主席)は23日、ベトナム共産党のグエン・シン・フン中央政治局委員(国会議長)と人民大会堂で会談した。人民日報が伝えた。
習総書記は双方は連携を緊密化して、以下の取り組みを重点的に達成する必要があると指摘した。
(1)中越関係の政治的な基礎を固める。中国とベトナムは共に共産党の指導する社会主義国家であり、党の執政地位を固め、社会主義制度を維持し、国家発展の目標を達成することは、われわれ共通の努力目標であり、中越関係の大局でもある。双方は今後5年間の両党協力計画を共同で執行し、両国の社会主義建設に力強い政治的保障を与える必要がある。
(2)両国関係の物質的な基礎を固める。双方は発展戦略の連結に一段と力を入れ、生産能力協力を推進し、大型インフラ事業の完成に全力を挙げ、国境を跨ぐ経済協力区の建設に一段と力を入れる必要がある。
(3)双方間の溝を適切に処理する。両国は共通利益が溝を遥かに上回る。われわれには溝をしっかりとコントロールし、問題をうまく解決する経験と能力が完全にある。双方が全体意識を堅持し、「十六字」の方針と「四好」の精神をしっかりと把握し、両国関係の持続的で健全な安定した発展を促すことを希望する。
習総書記は「中国の全人代とベトナムの国会はそれぞれの社会主義法治国家建設において重要な責任を担っている。双方が各レベルの交流と協力を一層強化し、国家統治・政治、立法監督面での互いの有益な経験を参考にし、両国民の相互理解を深め、各自の国家建設に一層の貢献をすべく努力し、中越関係の発展推進に一層の役割を発揮することを希望する」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年12月24日