中国の習近平国家主席は人民大会堂で2日、フランスのオランド大統領と会談し、中仏関係の発展に向け、以下の3つの提言をした。人民日報が伝えた。
(1)政治的相互信頼のけん引・保障の役割を発揮させる。双方は相互尊重、平等を常に堅持し、中仏関係の長期的・安定的な発展という大局を維持し、より高いレベルで2国間関係を発展させていくべきだ。
(2)実務協力と人文協力を統一的に計画し、推進する。双方は原発、航空機製造などの分野での重要な協力プロジェクトを着実に実施し、相互開放を強め、2国間貿易・投資の増加の潜在力を掘り起こすべきだ。中国は中国企業のフランスでの投資を積極的に奨励する。また、フランスが「1ベルト、1ロード」建設に積極的に参与することを歓迎する。
(3)新型国際関係の構築を共に推進する。中国はフランスと共に互恵・ウィンウィンを核心とする新型国際関係の構築を推進し、グローバル経済ガバナンスの改善などの重要問題において、定期的な戦略的意思疎通と協調を維持していくことを望む。フランスと共にIMF改革を推進し、来年のG20サミットでフランスと交流を深められることを望む。
会談後、両国の首脳は「中仏首脳気候変動共同声明」を発表した。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年11月3日