中国の李克強総理は21日午後、北京の中南海で、第7回中英経済財政金融対話に出席するため中国を訪問中のイギリスのオズボーン財務相と会談した。中国新聞網が伝えた。
李総理は、「中国とイギリスは互いに世界的に影響力のある国として、マクロ政策の協調と経済金融分野で協力を強化していくことは、金融の安定と世界経済の回復を促す面で積極的な意義がある」と述べた。
また「中国が人民元為替レート基準値の設定メカニズムを調整する目的は、人民元為替レート制度をより市場化させるためだ。人民元の持続的な切り下げの基礎はなく、中国は通貨戦争を絶対に主張しない。イギリスが先進国の中で率先して人民元建て債券を発行したことを賞賛する」と述べた。
オズボーン財務相は、「イギリスは両国の協力強化の共通認識が絶えず実行されていることを喜ばしく思う。相互投資や重点分野での協力を拡大したい。両国の金融市場の連携を強め、ロンドンが人民元のオフショア・センターになることを期待する」と述べた。(編集LX)
「人民網日本語版」2015年9月22日