これはこの前、サンフランシスコ抗日戦争記念館の中で起こった一コマだ。一組の夫婦が一人の高齢者に向けてお詫びしている。この夫婦は日本から来た渡辺義治氏と横井量子氏で、二人とも舞台俳優をしている。
同日、渡辺夫妻が抗日戦争記念館を見学していると、90歳過ぎの中国人高齢者に遭遇した。この高齢者がかつてあの戦争を実際に体験したと知り、渡辺夫妻はその場で高齢者に向けお詫びをした。彼らは「父の世代が犯した誤ちに心から懺悔の気持ちでお詫びしたい。舞台で慰安婦の歴史をしっかりと演じきり、父の世代の罪を公にする」と話す。
その後、彼らは記念館のメッセージ帳に「日本の侵略戦争を再び起こさないよう心の底から誓います。我々は命を懸けて世界の平和を守ります」とのメッセージを残した。
サンフランシスコ抗日戦争記念館は先月15日に開館した。海外初の抗日戦争記念館で、創立者は愛国心がある著名な華僑リーダーである李邦琴女史だ。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年9月16日