ナンはウィグル族の一般人の生活に欠かせない最も重要な食品で、ウィグル族の食文化の中で特徴的な食品の一つである。ウィグル族のナンを食べる習慣は2000年あまりの歴史がある。
新疆維吾爾(ウィグル)自治区のフトビ県にある「放心綠饢」店(新疆名物料理のナン)に引き寄せられ来てみると、「成立60周年」と書かれたアイディアナンが大きく掲げられているのを見つけた。これはひまわりの種を一粒一粒並べて作られており、店主のトアディさんはこれを「メッセージナン」と名付けた。新疆網が伝えた。
トアディさんは「今年が新疆ウィグル自治区の成立60周年だと知り、とてもうれしくなった。ナンを作っている時にはいつもラジオを聴きながら、自分の生活と照らし合わせて一般人の生活もだんだん良くなり、新疆ウィグルは劇的に変化したことを発見した。なので『新疆成立60周年のアイディアナン』をテーマにしたナンを作りたくなりました」と話す。
今年41歳になるトアディさんは南疆からフトビ県にやってきてはや10年が経つ。彼のナンを買いにくる各部族のお客が後を絶たない。店に入ると小油ナン、星型、ブドウ、ひまわりなど様々なアイディアナンがテーブルの上に所せましと並べられている。これは全て彼が考案したナンだ。