華誼兄弟(Hブラザーズ)公司出品、著名な管虎監督、馮小剛(トン・シャオガン)が人気スターと共に出演した2015年冬期映画の力作「老炮児」(FADING WAVE)が長編中国映画として唯一ヴェネツィア国際映画祭に入選し、2015年9月8日、現地にて世界に先駆け公式上映した。上映の次の日、国内外の主要メディアは揃ってマイナス評価ゼロで絶賛した。新華網が伝えた。
当初は「老炮児」のストーリーとして北京を背景としており、その他の地域の観客がストーリーを理解しにくいと思われていたが、外国メディアによる精度の高い解説と分析がなされたため、この心配は杞憂に終わった。国際的に主要な映画雑誌「スクリーン」は毒舌で辛辣な評論家として有名なリー・マーシャル氏の評価において「魅力的」「エキサイティング」「味わい深い」という言葉でこの映画を形容し、「馮小剛演じる『六爺』の真面目で可愛い人物設定は大いに成功している。ロンドンやパリ、シカゴにもこの『六爺』のような人はいるだろう」と記述している。外国人がこのように完璧に筋書とストーリーを理解しているということは、「老炮児」が北京内のストーリーではないことを証明し、洗練された顕著な時代的特徴を備えている。
著名な評論家のデレック・エリー氏も同様にこの映画に惜しみない賛辞を送っている。彼は「老炮児」を「管虎監督作品中の最も素晴らしい作品」とし、同時に「映画の脚本も良いし、俳優たちの演技も素晴らしい。中でも馮小剛の演技がとても素晴らしい。この役と彼自身が非常に合っている」という。またこの映画のユーモアについても触れ「馮小剛と管虎の中国北部の人特有のユーモアが映画の中で体現されている」として、「老炮児」は閉幕に適しているだけでなく、コンペティション部門に入選できる作品であり、金獅子賞を狙って戦うことができるとみなしている。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年9月14日