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中国の十大暴利業界2015

人民網日本語版　2015年09月10日09:37

化粧品：SK-Ⅱの著名なフェイシャルトリートメントエッセンス「神仙水」の中国での販売価格は560元（1元は約18.8円）だが、驚くことにその生産コストは6.5元。研究開発費を含めたとしても、単価のコストは10元にすぎない。資生堂の650元/50ｇのアイクリームのコストも10元に満たない。日用品：とりわけ個人衛生用品の利益は恐るべきだ。歯磨き粉を例に挙げると、成分の中で一番高い発泡剤のコストは、600元/トンないしそれ以下だ。この600元分の発泡剤は大きめサイズの180ｇの歯磨き粉6000本分になる。その他の有効成分のコストは考慮する必要もなく、炭酸カルシウム粉末は約120元/トン、高級なフッ素入り歯磨き粉の有効成分であるモノフルオロリン酸ナトリウムのコストも100元/トン程度だ。飲料：非炭酸類果汁飲料の利益が最大で、市場で2元売られている果汁飲料は包装コスト＋設備コストでたったの7/10元、缶の場合はたったの1/2元だ。白酒：某酒製造工場を例にあげると、穀物1トン当たり約50キロの白酒を生産することができる。このうち上質の5キロが品質の高い酒に使用され、その他はロークラスの酒に使用される。穀物1トンは約1600元で買い取られるが、生産された商品は市場で最高約15000元で販売されている。薬品：薬品の利益が一番高いと考える人は多いだろう。しかし一概にはいえない。薬品の製造設備、工場建設、研究開発などにかかる費用は非常に高いため、5位となった。輸入薬の配合、研究は国外で行われていることが多いため、開発コストが高くなる。有効成分の価値はそれほどないが、メーカーは次々と新しい商品を開発する必要がある。お酒であればブランドの品の酒は売れなくなると、新たなブランドを登録して販売することが可能だが、薬はそうはいかない。保健品：ここでいう保健品は正規のメーカーによる正規の配合によって生産された製品を指し、当然ニセモノは含まない。現在この業界は競争が激化しており、保健品は2年ほど前から暴利の情況が改善されてきている。とりわけ人気を博した「脳白金」は、アメリカで淘汰された成分を使用しているとはいえ、単位当たり十数元のコスト（包装コスト、配合コスト、広告コストを含む）の同製品を200元で販売しているのをみると、暴利は抑えられているようだ。薬品と異なる点は、保健品の研究開発および設備のコストは薬品と比べ安いことだ。タオパオの衣類代行発送：インターネットは毎日数百億人の人が同時に閲覧しており、中国だけでも毎日7億人が閲覧しているとされる。最も多いのが微信（Wechat）とタオパオの利用で、1日それぞれ3億人と3億5千万人が利用している。1時間でもあれば誰でも気軽に携帯あるいはパソコンで創業することができ、リスクゼロ、在庫ゼロ、プレッシャーゼロで代行発送することができる。ネットゲーム：ネットゲームの粗利率は50％を超え、高い時は75％に達することもあり、純利益率も25％～50％に達する。その理由としては、メーカーはネット上で管理をするだけでよく、工場や貯蓄、製造の必要がなく、コストを大きく節約できるからだ。また、ネットゲームのコードは安全係数の高いサーバー上に保管されるため、盗用される可能性も低い。小型家電：冷蔵庫やテレビと比べ、小型家電のコストは低く利益は大きい。フィリップは小型家電大手だ。1800元するシェーバーの製造コストは180元するシェーバーの1.5～2倍するが、販売時は10倍の価格で販売することができる。自動車：ホンダのフィットのような車種は安いように思えるが、中国での販売価格は国際参考価格より1000ドルも高くなっている。安い材料費に安い人件費で、高利益というわけだ。

低コストでハイリターンの業界とは？早く稼げる方法とは？最新の業界統計データから、2015年は投資が少なく利益の高い暴利業界が数多く確認された。ここでそのうちのトップ10をご紹介しよう。一財網が伝えた。（編集IM）

「人民網日本語版」2015年9月10日

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