甘粛省甘南チベット族自治州夏河県の小さな庭に8月末、カナダ人の女性画家クリステル・オブエハンドさんがマットの上に胡坐をかいて熱心に「タンカ」を描いている。中国新聞網が伝えた。
カナダの芸術一家に生まれ、3歳でクレヨン画、油絵、デッサン画を習い始めたクリステルさんは、現在すでに40の国と地域を旅してきた。ネパールを訪れた際、鉱物顔料を使ってコットン生地の上に描く宗教的芸術画の「タンカ」に強く惹かれた。自然派志向のクリステルさんは素敵なチベット語の名前を持っている。「テンジンドルマ」という名は仏教の後継者、苦しい道のりを渡り歩いてきた人という意味だ。現在、「タンカ」と契りを交わしたテンジンドルマと夫でありチベット族の群軍はチベット仏教の聖地、夏河県で育成学校を創立し、経済的に恵まれていない青少年に無料で「タンカ」の絵画技術を教えている。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年9月2日