「大美無言 別於他山」をテーマとした「“東京新画派”大別山創作芸術展」が25日、東京中国文化センターで開幕した。同日、会場には、在日華人芸術家が中国革命の聖地「大別山」の秀麗な自然の景色や歴史的、文化的な名所を油絵や岩彩画、水墨画、彩墨画などさまざまな技法で描いた作品40点が展示された。在日本中国大使館の林欐参事官や中国人民対外友好協会の王合善理事、北京栄宝オークション会社の劉尚勇社長、参議院議員の浜田和幸氏らが開幕式に出席し、あいさつしたほか、日中協会の白西紳一理事長、日本徽商協会会長兼東京新画派代表理事の陳建中氏、在日華人芸術家12人らが出席した。人民網が伝えた。
「東京新画派」の在日華人芸術家12人は、2014年10月に風光明媚な景色を誇る「大別山」に赴き、7日間の写生旅行を行った。同展覧会で展示されている作品は、祖国の美しい風景に対して称賛を贈るとともに、大別山の人々の苦難に満ちた、無私の精神による奉仕的な生き方や情熱的で大らかな気質を表現しており、壮大かつ格調高い、清らかで高尚なテーマが突出している。
中国人民対外友好協会理事の王合善氏はあいさつで、「文明は交流によって多彩になり、交流は互いに学び合うことで豊かになる。文明の交流で互いに学び合うことは人類文明と平和発展のための重要な力となる」として、「より多くの芸術家や日本の人々がこういった芸術交流や創作を理解・支持し、共にアジアや世界の平和発展に貢献する力となることを希望している」と語った。
在日本中国大使館の林参事官はあいさつの中で、同芸術展に対して高い評価を与え、「第2次世界大戦の勝利70周年、中国人民抗日戦争勝利70周年である今年開催された同展覧会は歴史を銘記し、革命に命をささげた烈士を偲ぶとともに、平和を重視し、未来の重要な歴史を切り開くものだ。東京新画派の芸術家が大別山をテーマに心を込めて創作した優秀な芸術作品は、祖国への思いや日増しに繁栄し、強大になる祖国への賛美が表現されている」として、「文化交流は中日両国の友好関係の重要な絆を促進する。『芸術には国境がない』と言われるように、東京新画派の芸術家は中日交流の使者として、芸術というスタイルを通し、両国民の相互理解の虹色の橋を架けていって欲しい」と語った。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年3月27日