中国国内の研究機関の賽迪顧問(CCID)はこのほど、「中国リチウムイオン電池隔膜業界白書(2015)」を発表した。同報告書によると、世界のリチウムイオン電池隔膜産業は、産業川下の新エネ車用バッテリーのけん引を受け急発展を実現した。中国の2014年の隔膜の生産量は5億7500万平方メートルに達し、世界の約48%を占めた。製品はロークラスの乾式隔膜が中心。科技日報が伝えた。
隔膜はリチウムイオン電池の重要な4大原材料の一つで、その性能の優劣は電池の内部抵抗、放電耐量、循環使用の寿命、電池の安全性能の優劣を決める。
CCIDによると、今後は主に湿式隔膜製品を巡る競争が展開される。中国の湿式隔膜産業は、輸入品の国産化に取り組み始めたばかりだ。中国の乾式隔膜は成熟しており、湿式よりも熾烈な競争が展開されている。完全に輸入製品の代替品として使用できるが、価格低下の圧力に直面している。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年8月3日