重慶映画集団や北京東方一処国際文化伝媒有限公司、八一映画製作所などが共同で製作した、第2次世界大戦をテーマにした映画「カイロ宣言」の豪華キャストが24日に明らかになった。于紫菲がチーフプロデューサーを、著名な軍隊作家・劉星が脚本と総監督を、温徳光と胡明鋼が監督を務めるほか、胡軍、劉嘉玲、韓雪、馬暁偉、唐国強、姚笛、陳沖などが主演を務めている。さらに数多くの国際的スターが出演している。これら豪華メインキャストが第2次世界大戦中大きな意義を果たした「カイロ宣言」をめぐるエピソードを蘇らせる。 8月末に公開される予定。新華網が報じた。
世界反ファシズム戦争勝利70周年記念作品
世界反ファシズム戦争勝利70周年の今年は、記念の映画などが次々に発表されている。映画「カイロ宣言」では、1943年に開かれたカイロ会談で「宣言」が示される前後のエピソードを描いている。現在の絶え間ない国際紛争や政治問題の多くは、「カイロ宣言」を端に発しており、それらのエピソードは歴史的意義だけでなく、現在でも大きな意義を持っている。その他、暗号解読専門家・石剣鋒(胡軍)をめぐるストーリーも展開される。石剣鋒が解読した暗号電報は同映画の中で重要なポイントとなるほか、悲しい日本人妻とのラブストーリーも見どころだ。「家族」と「国家」のエピソードが絶妙に入り混じった同作品に期待が高まっている。
劉嘉玲が宋美齢役に挑戦 毛沢東はおなじみの唐国強
劉嘉玲が挑戦したのは中華民国時代のファーストレディ・宋美齢。映画ファンにとってはまさにサプライズだ。劉嘉玲は同作品で、美しさと共に、迫真の演技も見せている。特に、カイロ会議開催中、他の国の指導者と「夫人外交」を展開する宋美齢を演じる際には、抜群の演技力を見せている。中国の毛沢東主席を演じるのは、「江山如此多嬌」や「辛亥革命」、映画「毛沢東」などでも毛沢東を演じた唐国強だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年7月27日