彭順(オキサイド・パン)監督が旗を振り、女優の王珞丹(ワン・ルオダン)や俳優の周渝民(ヴィック・チョウ)がメインキャストを務める探偵映画「宅女偵探桂香(Detective Lady / Detective Gui)」が7月24日に中国で公開される。中国初の女性探偵映画である同作品には、探偵や恋愛、コメディなどの要素が盛り込まれ、期待の声が高まっている。
同作品では、王珞丹が演じるヒロイン・桂香が、「恋愛+事件解決」のストーリーを展開する。天才少女・桂香のIQは180。絵や推理の才能に恵まれ、警察はまさに天職。ただ、IQに反してEQ(心の知能指数)は低く、他の人の世話を必要とするだけでなく、恋愛においては非常にナイーブだ。彭順監督は、「女性は皆、生まれつき『探偵』であるのに目を付け、個性的な女性・桂香が生まれた。これは単なる恋愛映画ではない。王珞丹と周渝民は忙しさのあまり恋愛をする時間もなく、事件を解決した後にやっと一緒になる」と説明している。
同作品の予告編を見た多くのネットユーザーからは、「女性探偵映画と言うと、日本のドラマ『SPEC-警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿-』を思い出す」との声が上がっている。同ドラマは、捜査一課が手に負えない特殊な事件を女優の戸田恵梨香が演じる主役の当麻紗綾(とうまさや)が解決するという独特のテーマや緊張感あるストーリーで、多くのファンを抱えている。また、当麻の個性的な性格と行動も人気の秘訣だ。「宅女偵探桂香」がクランクインした際には、王珞丹の演技が戸田恵梨香と比べられるのは避けられないとの声が上がった。また、ネットユーザーからは、「王珞丹は元々、『桂香』のオーラを備えている。同作品が『SPEC』を超える仕上がりになることを期待している!」との声も上がっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年6月29日