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中国版「孤独のグルメ」が間もなく放送開始 物語性をより重視

人民網日本語版 2015年05月27日10:01

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日本の著名な漫画家・久住昌之氏の漫画「孤独のグルメ」を原作とする中国語版ドラマ「孤独のグルメ」のマスコミ試写会が25日に行われた。中国版「孤独のグルメ」のシーズン1は台湾編となり、主演は趙文瑄(ウィンストン・チャオ)が務める。「グルメのおじさん」に変身した趙文瑄は、台湾の各地を巡り、台南担仔麺や古早湯園甜湯をはじめとする多くの台湾グルメが登場する12話の物語が撮影された。当日会場では、プロデューサーの喬安氏が趙文瑄のプロ意識を称賛し、「時には同じシーンを6、7テイクも撮影することがあったが、趙文瑄氏はすべて残さず食べていた」と語った。ドラマには、主演の趙文瑄のほかに、黒人こと陳建州(ブラッキー・チェン)やSHN48のスターなど多くのスターが出演する。人民網が伝えた。

■プロ意識を発揮し、グルメを食べ続けたことでふくよかになった趙文瑄

1994年に連載がスタートした「孤独のグルメ」の原作漫画は、2012年に東京テレビでドラマ化され、広く人気を博した。台湾編となる中国版「孤独のグルメ」のシーズン1では、趙文瑄が主人公・井之頭五郎役を演じている。劇中では、オンラインショップを経営する五郎が、客との商談のためにさまざまな都市を訪れ、100年以上続く老舗から街角の酒屋までを食べ歩き、都市の片隅に隠された知られざるグルメを発見していく様子が描かれる。

製作側の責任者は、「趙文瑄に出演を依頼したのは、ネット上での人気が非常に高かったことによる。特に『童顔のおじさん』の愛称は極めて話題性があった」と語る。このほか、趙文瑄とオリジナル版の五郎を演じる俳優・松重豊のイメージは大きく異なるという。中国語版の五郎は、松重豊のように、痩せてとぼけたイメージとは異なり、可愛くて、たくましいイメージになっており、別の角度からグルメの幸せを描いている。興味深いのは、製作側が、「趙文瑄はドラマの撮影でグルメをたくさん食べたため、かなりふくよかになった」と発表したことだ。

■人情味溢れる物語にグルメガイドとしての一面も打ち出した中国版

中国版「孤独のグルメ」は、日本の2大傑作グルメドラマと称される「深夜食堂」の人情味溢れる物語や「孤独のグルメ」のグルメガイドとしての長所をうまく取り入れて融合させている。中国版とオリジナル版の違いについて、喬安氏は、以下の3点を挙げた。「第1に、日本版はドキュメンタリーのような作りだが、中国版は物語性を強め、オリジナルにより忠実に作っていること。当初のコンセプトは、人情味溢れる物語にグルメガイドとしての情報を取り入れているというものだ。第2に、日本人と中国人の間で、『孤独』の定義が異なること。第3に中国こそ真のグルメ大国であること」と語った。(編集MZ)

「人民網日本語版」2015年5月27日            

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