国務院の李克強総理は北京・人民大会堂で15日、国内外の記者向けの会見に出席し、中国共産党と中国政府が一貫して、腐敗撲滅とクリーン政治提唱の方針を堅持してきた状況について語った。第18回党大会以来、「腐敗事件は必ず取り締まり、必ず罰する」という原則を貫き、高い地位や大きな権力を持った容疑者も法に基づいて調査・処理し、大きな成果を上げ、人々の支持を得ている。
李克強総理は、制度による腐敗撲滅の推進は、腐敗現象とその根源にある問題の解決と一致するものだと強調した。
第一に、法による国家統治を堅持しなければならない。「法律の前では皆平等であり、誰であっても法の外で権力を行使することはできない」
第二に、体制改革を推進しなければならない。行政のスリム化と権限移譲の重要な目的の一つは、レントシーキングの余地を断固としてなくし、腐敗の土壌を取り除くことにある。「多くの腐敗者の共通の特徴はレントシーキングにある」
第三に、監督と教育を強化しなければならない。権力がまっとうに行使されるようにし、これに対する社会の監督的役割を重んじ、公職にある人の自律意識を高め、「私のため」ではなく「公のため」に権力を行使しなければならない。
この過程では、不正行為を罰すると同時に不作為も問題にすべきであり、無能で無責任で怠惰な政治を決して許さない。「敷居が低くなり親しみやすくなるだけで何もしないのでは、公職者としての不作為であり、厳しく責任を追及しなければならない」。(編集MA)
「人民網日本語版」2015年3月17日