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北京の24時間の表情

人民網日本語版 2015年02月09日08:23

北京の24時間の表情深夜0時、北京西駅で、作業中の建設作業員。工期に間に合わせるため、王さんは1晩中働いている。昼間も働き、氷点下の環境で作業して、月収5千元(約9万4000円)だ。深夜1時、中央民族大学で、試験勉強中の大学4年生。毎日深夜まで勉強する彼女の最大の原動力は奨学金獲得という目標だ。深夜2時、民大西路で、軽食屋台の忙しげな夫婦。毎晩の売り上げは2千元(約3万8000円)で、深夜2時まで営業する。軽食の屋台を頼りに夫婦は北京三環路内で不動産を購入した。深夜3時、後海で、パフォーマンス中のポールダンサー。月収1万5千元(約28万円)で毎晩3回の舞台に立つ彼女は、ポールダンスとオートバイが好きだ。早朝4時、五道口のあるバーで、バーテンダー。毎晩1千杯以上のカクテルを作る彼の月収は1万元(約18万8000円)以上だ。北京の真実の姿と包容力を好む彼の夢は、アルコール度数が高い白酒の二鍋頭を使った最高級のカクテルを作ることだ。早朝5時、地下鉄国家図書館駅で、忙しげな駅員。彼らは早朝5時すぎには出勤して乗車券販売やカードチャージなどの業務につかなければならない。彼らは地下鉄で一番忙しい人間だ。朝6時、天安門広場で、持ち場の衛兵。2時間交代の勤務では日差しや雨をもものともせず、毎日多くの観光客に「取り囲まれる」。彼らは北京で一番苦労の多い職業の一つかもしれない。朝7時、 地下鉄白石橋駅で、勤務中の誘導員。馬さんはボランティア活動が好きで、退職後7年にわたりボランティアをつとめている。朝8時、ある大学の東門で、勤務中の警備員。河北省出身の大学1年生の張鵬さんは休暇を利用して北京でアルバイトをしている。最初の仕事が警備員で、春節(旧正月)に帰省した警備員の交代要員だ。每月2500元(約4万7000円)の収入で「十分だ」と語る。午前9時、 双井で、学生に授業中のピアノ教師。音楽学院を卒業した後、レストランを開いたりトレーニング企業を設立したりした彼は音楽愛好家で、ギターやピアノの教師でもある。最大の夢は音楽学校を開くことだ。午前10時、 南鑼鼓巷で、プロの刺青職人。14歳で北京に出てきて奮闘し、今では月収は1万元近くに達する。夢は刺青関連の事業を起こすことだ。午前11時、798芸術区、通行人の似顔絵を描く画家。この仕事について20年、10分で1枚のデッサンを描く彼の自慢は習近平主席のために絵を描いた経歴のあることだ。昼の12時、 中関村南大街で、食事中の宅配便配送員。毎日200件の速達便を配達する彼は、食事も大急ぎで済ませなければならない。彼はよく大学の入り口を拠点にしている。配達員になって2年の彼によると、配達員の月収はインターネットで言われているような1万元以上にはならない。午後1時、 北京のある芸術センターで、仕事中のPR部門の女性従業員。彼女は大学の教師を辞めて北京でPR関連の仕事についた。活発で美容好きだ。午後2時、 北京西駅で、列車に乗ろうと子どもを抱いて急ぐ母親。小さい時に故郷を離れて両親に連れられて出稼ぎに出る彼らは「出稼ぎ第2世代」と呼ばれる。午後3時、 国家図書館で、日光浴中の城管(都市管理のための法的取締を行う係員)。月収2千元(約3万8000円)あまりの彼らは地方出身者で、朝6時から夜9時まで働く。めったにないのんびりできる時間に、日差しの下でおしゃべりして日光浴を楽しんでいる。午後4時、 什刹海で、寒中水泳をする高齢者。水温は1.5℃だが外気温は零下1.5℃の北京の冬に、寒中水泳愛好家の高齢者10数人は一年中ここで水泳を楽しんでいる。午後5時、 張自忠路で、コーヒーを入れる女性店主。小玉さんは修士課程を卒業後に起業し、「山上有樹」というカフェを開いた。高級コーヒーを売りにしている。夜6時、 東四北大街で、音楽の夢を追う彝族の青年。歌手の彼は四川大学の修士課程を卒業した後、西南民族大学の音楽教師になった。彝族語の音楽を好む彼は今回、新しいアルバムの収録のために北京を訪れた。夜7時、海淀民族美食街で、真剣な表情の美容師。錦春さんはモンゴル族の若者だ。獣医学を学んだ彼は獣医になるつもりだったが、後に美容業界に方向転換し、8年になる。毎日20人のお客を担当する彼の一番の夢は自分の美容院を開くことだ。夜8時、 北海北の地下道で、歌を歌う流しのギター歌手。屋外で歌うのはまるでコンサートを開いているようだと語る彼は、歌で月収5千元~6千元を稼いでおり、生活には十分だという。夜9時、 徳勝門内大街で、雲南料理店の店長の阿存さん。北京へ来て10数年になる阿存さんは、下働きから始めて、苦労してやっと自分のレストラン「雲南の味」を開いた。彼は努力を通じて北京で結婚して家を買った。一番好きなのは友人と集まることだ。夜10時、 金台西路で、夜勤中のウェブサイト編集者。皆が休憩したり眠ったりしているこうした時間に働いている彼らのような人が、視聴者に最新ニュースを届けている。夜11時、家に帰る準備中のタクシー運転手。張さんは毎日15時間働き、家に着くと深夜2時になる。タクシー運転手の時給はわずか10数元程度だという。
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北京、この人々の愛情と恨みを共に集める都市では毎日どんな出来事が起こり、どのようなドラマが繰り広げられているのだろうか。24のさまざまな時間と場所で、それぞれ異なる24の場面を取材した。人民網が北京の真実の姿をお伝えする。人民網が伝えた。(編集YH)

「人民網日本語版」2015年2月9日

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