まもなく終わろうとしている2014年は、中国の歴史において極めて特別な1年だった。この1年間、習近平中共中央総書記は新しい中央指導部を率い、国政運営において以下の10大事業を成し遂げた。
一、改革の全面的な深化、様々な新政策を採択
中央改革全面深化改革指導グループは、この1年間で7回の会議を開き、改革の青写真を詳細に検討し、全局面を統一的に計画し、着実な実施に全力を尽くした。また、「改革指導グループ活動規則」、「財税体制改革深化総体方案」、「戸籍制度改革のさらなる推進に関する意見」、「党第18期中央委員会第3回全体会議(三中全会)重要改革措置実施計画」等を審議・採択した。
二、四中全会の開催、法による国家統治が打ち出される
2014年10月20日から23日にかけて開催された中国共産党第18期中央委員会第4回全体会議(四中全会)では、社会主義法治国家の建設を加速するため、「法による国家統治の全面的な推進における若干の重要問題に関する中共中央の決定」が審議・採択され、法治中国という新たな局面が切り開かれた。
三、腐敗撲滅、「トラもハエも同時にたたく」取り組みが功を奏す
2014年も、厳しい法律で秩序の乱れを治め、骨を削って毒を取り除く腐敗撲滅の取り組みが引き続き強化された。腐敗に対する監視と抑止力が常に存在し、「崩壊式腐敗(1つの事件から他の不正が芋づる式に判明する)」を大々的に取締り、腐敗に対する高圧的な姿勢が形成された。
四、党の教育実践活動がほぼ終了、長期メカニズムが確立
2013年6月より、「国民のために、実務に励み、清廉に徹すること」を主な内容とする党の群衆路線教育実践活動が始まった。2期に分けて実施され、すでにほぼ終了している。
五、八項規定の着実な実施、党の気風・政治の気風に良い影響
中央八項規定の実施から2年間で、八項規定の精神への違反で調査・処罰された問題は計6万2404件で、8万2533人が処分され、2万3259人が党・行政規律処分となった。