「食事をする時に団体割引クーポンしか使わなかったら、お見合いした相手に別れを切り出されてしまった」。陝西省西安市に住む趙さんは友人たちにこう愚痴をもらした。食事の時に団体割引クーポンを使うことが、お見合い相手に断られる理由になるとは思わなかったと趙さんは語る。趙さんのお見合い相手の楊さんはこの件について多くを語りたがらなかったが、毎回デートで食事をする時に団体割引クーポンばかり使うのは情けなく、自分が見くびられているように感じたという。
国家2級心理カウンセラーの呂明氏によると、団体割引クーポンは新たなライフスタイルの一種になっており、利用する消費者が節約と手軽さを重視すること自体に悪い点はない。重要なのは、若者が常識的な心で捉えることだという。「お見合いの双方にとって最も重要なのは人柄だ。団体割引クーポンを使うかどうかを重視しすぎる必要はない。団体割引クーポンを使うことは単なる支払い方法の一つに過ぎず、ケチだとかムードがないとか考えてはならない。他の角度から相手を観察し、相手が誠実な人柄かどうかを判断する必要がある」(編集YH)
「人民網日本語版」2014年12月2日