呉宇森(ジョン・ウー)監督が手がけた戦時下のラブストーリ映画「太平輪:乱世浮生(TheCrossing)」のプレミアが2日夜、台北市で開催された。
同作品は歴史上の実際の事件を基にしている。1949年1月27日、大型旅客船・太平輪は上海から台湾・基隆へ向かう夜間航海の途中、過積載や航海灯の無灯火などから沈没事故を起こし、乗客など1千人近くが犠牲になった。呉宇森監督は同作品を3つの「船にまつわる深い感情」の物語だと語るが、この「船」という言葉は、太平輪号だけでなく、時代の波に翻弄されるそれぞれの人間の運命も指している。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年12月3日