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三菱マテリアル「引き続き中国市場を開拓」

人民網日本語版 2014年11月14日14:46

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第10回中国国際航空宇宙博覧会(珠海航空ショー)が11日に広東省珠海市で幕を開け、世界41カ国・地域から700社を超える企業が参加した。日本企業では三菱マテリアル株式会社が唯一参加した。同社営業本部グローバルキーアカウント部の伊藤正昭部長は、「弊社は中国市場をことのほか重視しており、中国で人件費が上昇を続けていても、中国での業務を縮小したり移転させたりすることはない。現在、弊社は中国での自動車部品加工用切削工具の分野でまずまずの成果を上げており、今後は中国の航空産業向けの切削工具市場の開拓に力を入れていく」と述べた。人民網が伝えた。

伊藤部長の話によると、同社の切削工具は中国市場に大量に出回っており、トヨタ、ホンダ、東風汽車など多くの大手自動車メーカーと協力関係を結んでいる。航空産業用切削工具は現在は欧米市場が中心だが、中国では中国商用飛機有限責任公司の「C919」や「ARJ」といった一連の民間製造の航空機が猛烈な勢いで発展しており、中国市場には巨大な潜在力がある。そこで、今後は中国で製品を展示する機会をより多く得たいと考えている。今回、珠海航空ショーに参加したのは、中国では各地で航空ショーが開催されているが、珠海航空ショーが規模の点でも影響力の点でも最大だからであり、世界的にみてもトップクラスだからだという。

ここ数年、中国では人件費が上がりを続けており、日本企業が事業をベトナムなどのコストがより安い東南アジア諸国に移すのではないかとの憶測が流れている。伊藤部長は、「三菱はこれまでずっと中国での業務をことのほか重視してきたし、日本企業の中で最も早く中国市場に進出した企業でもある。三菱マテリアルはベトナムにも営業拠点がありビジネスを積極展開していますが、中国エリアでの事業は非常に重要で、ほかで替えがきくものではなく、また中国市場には独特の魅力もある。コストが増えたとしても、欧米に比べればまだ中国市場には強みがある。三菱マテリアルは現在、中国に直営の代理店を10カ所もっており、これからも引き続き中国市場の開拓に力を入れていく」と述べた。

次回の珠海航空ショーは、2016年11月1日から6日かけて行われ、三菱マテリアルも参加する予定だ。(編集KS)

「人民網日本語版」2014年11月14日

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