習近平総書記　「1ベルト、1ルート」建設、沿線国には「親、誠、恵、容」を堅持

習近平中共中央総書記（国家主席、中央軍事委員会主席）は4日午前、自らがトップを務める中央財経指導グループの第8回会議を招集し、シルクロード経済ベルトおよび21世紀の海のシルクロード計画、アジアインフラ投資銀行（AIIB）およびシルクロード基金の設立について検討を行った。

習総書記は重要談話で「シルクロード経済ベルトと21世紀の海のシルクロードというイニシアティブは時代の要請と発展加速という各国の願望に順応しており、包括性の高い発展プラットフォームを提供し、しっかりした歴史的淵源と人的・文化的基礎を備え、急速に発展する中国経済と沿線国の利益を結びつけることができる。力を結集してこの重大事をうまく運び、『親、誠、恵、容』の周辺外交理念を堅持し、近睦遠交、沿線国がわれわれに対してさらに賛同し、親しくし、支持するようにする必要がある」と強調。

 「『1ベルト、1ルート』はユーラシア大陸を貫き、東はアジア太平洋経済圏につながり、西は欧州経済圏に入る。経済発展、民生改善であれ、危機への対処、調整の加速であれ、多くの沿線国と中国は利益を共有している。歴史上、陸のシルクロードと海のシルクロードは中国と中央アジア、東南アジア、南アジア、西アジア、東アフリカ、欧州の経済・貿易・文化交流の大通路だった。『1ベルト、1ルート』というイニシアティブは古代シルクロードの継承、格上げであり、広範な賛同を得た」と指摘した。