中国外交部(外務省)の秦剛報道官は20日、パキスタン情勢に関する記者の質問に「中国は近頃のパキスタン情勢を強く注視している。友好的近隣国として、中国はパキスタンの各当事者が国家と国民の根本的利益の観点から、平和的方法によって溝を解決し、国家の安定を共同で維持することを心から希望する」と表明した。
パキスタンの野党「正義運動」などの指導するデモ隊は19日、首都イスラマバードの政府機関所在区域に突入し、シャリフ首相の期限内の退陣を求めた。シャリフ首相はこれに先立ち退陣を拒否し、対話による溝の解決を野党に提案していた。
15日、パキスタンの野党は昨年の総選挙で不正があったとして、支持者数万人を率いてイスラマバードに到着し、座り込みと抗議を続けた。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年8月21日